九州芸文館開館10周年記念展 岡本太郎の写真―日本を見つめる眼

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《太陽の塔》、《明日の神話》などの作品や、「芸術は爆発だ!」といった言葉が広く世間に周知され、20世紀を代表する芸術家であった岡本太郎(1911―1996)。
本展では、川崎市岡本太郎美術館の所蔵作品から、岡本が撮影した写真作品約100点を彼自身の言葉とともに展示いたします。岡本が初めて縄文土器について著した「四次元との対話—縄文土器論」や、日本各地を歩き、古来からの祭りや行事、さらには人々の暮らしぶりなどから原始日本の面影を見いだした『日本再発見―芸術風土記』、『沖縄文化論』などの著書に掲載された写真からは、岡本太郎が魅了された、忘れ去られつつある日本の神秘的な美しさをご覧いただけます。
写真作品以外にも、絵画や彫刻など彼独自の作風を堪能できる作品が約30点並ぶほか、岡本が日本各地を撮影した写真の中には祭りの様子を捉えたものが数多く存在することから、筑後地域に伝承される祭りの写真や映像、資料等を関連展示として紹介いたします。

 

会期:2023年10月28日(土)〜12月3日(日)

開場時間:10時〜17時(入場は16:30分まで) 

休館日:月曜日

会場:大交流室、教室工房1・2

観覧料:一般800円(600円) 高大生500円(300円) 小中生300円(100円)

※65歳以上の方は特別割引料金(600円) ※(  )内は20名以上の団体料金※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方およびその介助者は無料

主催:九州芸文館美術展実行委員会

特別協力:川崎市岡本太郎美術館、公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団

 

主要な出品作品

詳細はチラシ(PDF)をご覧ください。 

 
岡本太郎(1911―1996)

1911年神奈川県川崎市に生まれる。1929年渡欧後、翌年に渡仏。1940年までパリに在住し、前衛芸術運動に参加する。パリ大学では哲学、社会学のほか、マルセル・モースに民族学を学ぶ。1942年召集をうけ上海に渡る。1946年復員。戦後日本で再び制作活動を再開する。1954年青山に住居兼アトリエ(現・岡本太郎記念館)を新築。1967年に日本万国博博覧会のテーマプロデューサーに就任。1970年日本万国博博覧会シンボルゾーン中央に《太陽の塔》《母の塔》《青春の塔》を含むテーマ館完成。1991年主要作品352点を川崎市に寄贈。これを機に美術館の建設が計画される。1996年84歳で逝去。1999年川崎市岡本太郎美術館開館。

 

 

関連展示「筑後七国の祭り」

岡本太郎は各地の祭りや人の暮らしぶりなどにも眼を向け、シャッターを切っています。彼の目が捉えた祭りは、季節ごとにそれぞれの地域で親から子、子から孫へと大切に伝えられてきました。筑後七国(大川市・柳川市・大木町・筑後市・みやま市・広川町・八女市)においても、風流、山車、人形芝居など数多くの豊かな祭りが伝えられ、地域の絆を強くしています。本展示では、筑後七国に伝承されている祭りについて、写真や映像などを通して約20の祭りを紹介します。

会場: 教室工房1

入場無料

 

会場は全室撮影可能!

 

 

関連イベント

トークやドキュメンタリー映画上映会、ワークショップなど多数!

▼詳細はコチラ『岡本太郎の写真』関連イベント

 

 

もっと岡本太郎ワールドを楽しみたい!

◆川崎市岡本太郎美術館

川崎市生まれの芸術家・岡本太郎の魅力あふれる美術館です。常設展示室では絵画をはじめ、彫刻や家具も展示しており、貴重な作品の数々による太郎ワールドを体感できます。

 

開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)

休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は除く)祝日の翌日(祝日の翌日が土日にあたる場合を除く)、年末年始、他に臨時休館あり

 

お問合せ:川崎市岡本太郎美術館 

川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内 TEL 044-900-9898

 

◆岡本太郎記念館

岡本太郎が40年以上に渡り過ごしたアトリエ兼住居を公開した記念館です。旧館はアトリエ、サロンが当時のまま残されており、新館1階はミュージアムショップ、2階は企画展示スペースとなっており、さまざまな企画展が開催されます。

 

開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)

休館日:火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始及び保守点検日


お問合せ:岡本太郎記念館

東京都港区南青山6-1-19 TEL 03-3406-0801

 

 

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