筑後アート往来

福岡県南部の筑後エリアは平野、川、山、海を持ち、農産物海産物が豊富であり、九州の交通要所としても海外交流(主に韓国)の拠点としても古代から常に重要な交流拠点として栄えてきた土地です。岩戸山古墳を始め、多くの古墳群、近代以降のさまざまな文芸、工芸、芸能、美術などの才能と作品に恵まれています。その筑後エリアにおいて、九州芸文館は20134月、JR九州筑後船小屋駅の隣に、地域とともに歩む「芸術文化交流施設」として開設されました。

「筑後アート往来」とは、駅に隣接したこの九州芸文館に、国内外の芸術家が訪れ、そこへ住民が集まり、作り、見聞きし、語り合い、人と芸術が行き交うイメージが込めて作られた名前であり、九州芸文館が「芸術文化交流拠点」としての役割を発揮し、地域方々と国内外の芸術家の交流を進めるために、2015年から始まった事業です。

「筑後アート往来2016」では、アーティスト・イン・レジデンス事業として、釜山文化財団により推薦されたカム・ミンキョン氏と、公募で選ばれた上岡ひとみ氏が、筑後市内の筑恋邸に滞在し、現地の取材と地域の方々の協力を得て作品を制作し、展覧会を開催しました。また、若手芸術家による作品創作事業として、八女古墳群に代表される古代文化や田園風景が広がる豊かな自然環境、絣や組子細工などの伝統工芸が伝わる筑後エリアを背景に、牛島光太郎氏、平岡大志氏、古賀義弘氏、ヒロム・モリネッティ氏、浦川大志氏という美術家5人の観点から「感性の生まれいづるところ」を探る展覧会を開催しました。また、芸術家派遣事業として、古賀義浩氏を8月から2カ月間釜山文化財団ホンティアートセンターへ派遣し、現地で滞在制作と作品発表を行い、また、九州芸文館においてもその記録を展示するなど、海外との交流を発展させていくことができました。

年々深まる芸術家・地域の方々との交流は、次世代の文化形成に大きなちからとなることと思います。九州芸文館が、故きを想い、現代の表現を生み、次世代へ平和な希望をつなぐ、そんな場になることを強く願います。

九州芸文館芸術文化交流拠点性発揮実行委員会

 

【2017年の取組】

筑後アート往来2017

 

【過去の取組】

筑後アート往来2016

アーティスト・イン・レジデンス展

アーティスト・イン・レジデンス 交換プログラム〔日本→韓国〕

「感性の生まれいづるところ」